トランプ氏、トルコへの大規模制裁を示唆 米国人牧師の解放求め

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トランプ米大統領が「大がかりな制裁」でトルコを脅迫/SAUL LOEB/AFP/Getty Images

トランプ米大統領が「大がかりな制裁」でトルコを脅迫/SAUL LOEB/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は26日、トルコで米国人の牧師が自宅軟禁下に置かれている問題をめぐり、トルコに対し、牧師を解放しなければ「大がかりな制裁」を科す考えを示した。

トランプ大統領はツイッターで、ノースカロライナ州出身のアンドルー・ブランソン牧師が長期にわたりトルコ国内で自由を制限されていることに言及し、トルコに対して「大がかりな制裁を科すことになるだろう」と威嚇した。ブランソン牧師は潔白な人物であり「即刻、解放されなければならない」とも付け加えた。

トルコ政府は2016年、クーデター未遂への対応としてジャーナリストや学者、キリスト教徒らへの取り締まりを強化。ブランソン牧師は同年に逮捕され、今月25日になって自宅軟禁へと移されていた。

トランプ氏のツイートに先立ち、ペンス副大統領も国務省での会合でブランソン牧師について「収監こそされていないが、依然として自由ではない」と強調。帰国に向けた措置をトルコが早急に取らないのであれば「米国は重い制裁を科す」と明言した。

トランプ政権はこれまでにもトルコ側に対し、ブランソン牧師に関する問題提起を行ってきたが、26日に発せられた脅迫とも取れるメッセージは、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国である両国の関係が急速に冷え込んでいる現状を示しているともいえる。

トルコのチャブシオール外相は同日、自身のツイッターに「我々はいかなる相手からの脅迫も決して受け入れない。法の支配は万人に適用されるもので例外はない」と投稿し、制裁を示唆する米国を牽制(けんせい)した。

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