米兵遺骨、身元判明に「数年」も 提供された認識票は1つのみ
ワシントン(CNN) 北朝鮮が7月に米国へ返還した米兵の遺骨55柱について、提供された認識票は1つだけだったことが1日までにわかった。国防当局者が明らかにした。遺体に関する追加情報がないため、これまでの経験を踏まえると、身元の判明には「数カ月から数年」かかる可能性があるという。
同当局者によれば、認識票1つを除いては、遺体の収容場所などの他の情報について北朝鮮からの提供はなかったという。
ペンス副大統領は1日、ハワイで、返還された遺骨を受け取る。遺骨はその後、国防総省の研究所に運ばれ、歴史家や科学者が身元の確認を進める。
遺骨の返還は、シンガポールで6月に行われた米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が米国のトランプ大統領に約束していた。