ヘイリー国連大使、年内辞任へ トランプ氏が発表
ヘイリー氏はトランプ氏との会見で、現政権の外交政策を高く評価し、米国は他国に尊敬されていると主張。イバンカ氏の夫、ジャレッド・クシュナー上級顧問を「隠れた天才」と呼ぶなど、政権チームのメンバーに称賛の言葉を贈った。
辞任の決断については、「個人的な理由は何もない」「政府の役職に就く者は、引き際をわきまえることが非常に重要だ」と述べた。
一方、CNNが入手した3日付の辞表では、経済的な理由も示唆していた。2人の子どもの大学進学などで、収入を増やす必要があるとの事情を指摘する関係者もいる。
ヘイリー氏がトランプ氏に対抗し、2020年の大統領選に出馬するとの見方もある。
しかしヘイリー氏は、自ら「出馬はしない」と明言。サウスカロライナ州知事時代も含めて、これまで8年間も表舞台に立ち続けたと述べ、「任期制限は必要だというのが私の考えだ」と強調した。辞表の中でも長年の公職を振り返り、民間に戻りたいとの意向を示唆していた。