ホワイトハウス、CNN記者の許可証を無効に 会見で再三質問
(CNN Business) 米ホワイトハウスは7日夜、CNNのジム・アコスタ記者の入庁許可証を無効にすると発表した。期間については「改めて通知があるまで」としている。
アコスタ記者はこの数時間前、中間選挙後の記者会見で再三質問を投げかけ、トランプ大統領らの怒りを買っていた。トランプ氏はアコスタ記者を侮辱し、「ひどい」人間と形容していた。
CNNは声明でアコスタ記者を全面支援すると表明。許可証の取り消しについて「今日の記者会見での厳しい質問に報復する形でなされた」とし、サンダース報道官が説明で虚偽の非難を展開し、ありもしない出来事に言及したと指摘した。
サンダース報道官の声明では、「ホワイトハウスのインターンとして仕事をこなそうとする若い女性に記者が触れたことは絶対に許されない」などとしている。
アコスタ記者はこの日の午後7時、ホワイトハウスのペンシルベニア通り側の入り口で停止を命じられた。CNNの番組の中継のため再びホワイトハウスに向かっているところだった。
アコスタ記者はツイッターで、大統領警護隊(シークレットサービス)から入庁を止められたことを明らかにした。アコスタ氏が投稿した動画には、シークレットサービスの要員が許可証を没収する場面が映っている。
今回の事態を受け、ホワイトハウス記者会は即座に懸念を表明した。
The US Secret Service just asked for my credential to enter the WH. As I told the officer, I don’t blame him. I know he’s just doing his job. (Sorry this video is not rightside up) pic.twitter.com/juQeuj3B9R
— Jim Acosta (@Acosta) 2018年11月8日