服役中の受刑者が90人の殺害自供、米史上最悪も FBI
(CNN) 米カリフォルニア州で3人を殺害した罪で服役している78歳の受刑者が、ほかにも全米で90人を殺害したと供述し、米連邦捜査局(FBI)などが捜査に乗り出した。もし有罪になれば、米史上最悪の連続殺人事件になる可能性がある。
サミュエル・リトル受刑者(78)は、3人を殺害した罪で終身刑を言い渡されて服役中だが、FBIが全米の未解決殺人事件を捜査する過程で、同受刑者の名が浮上した。
特にテキサス州オデッサで起きた事件については同受刑者が関与した疑いが濃厚になり、FBIとテキサス州警察の捜査員が5月にリトル受刑者に面会して事情を聴いた。
調べに対してリトル受刑者は、「ミシシッピ州ジャクソンで1人、オハイオ州シンシナティで1人、アリゾナ州フェニックスで3人、ネバダ州ラスベガスで1人」など、全米の街や州ごとに、自分が殺害した人数を数え上げたという。
リトル受刑者は、1970~2005年にかけて合計で約90人を殺害したと供述。このうち34人の殺害については捜査当局が確認した。残る多数についても確認のための捜査を進めている。
リトル受刑者は、売春にかかわった女性や薬物依存の女性など、弱い立場にある女性を狙っていた。それぞれの事件について、犯行の場所や使った車、自分が殺害した女性の様子などを詳細に記憶しているという