米各地で悪天候、クリスマス明けの交通に影響も
(CNN) 全米の広い範囲で今週後半にかけて悪天候が予想され、記録的な人数が移動するクリスマス明けの交通に影響する恐れがある。
米西部を襲う強風と大雨、山間部の雪が、26日は中部に広がる勢いを示し、400万人以上が住む地域に気象注意報が出た。
カリフォルニア州南部には強風注意報が発令され、ロサンゼルスやサンタバーバラ郡の山間部では最大瞬間風速が29メートルに達した。
25日夜にはアリゾナ州からその北側で雨と強風を観測し、コロラド州デンバーの東郊でにわか雪が降り始めた。
中西部の道路は28日まで危険な状態が続き、20~30センチの積雪も予想される。コロラド州東部、ネブラスカ州西部やノースダコタ、サウスダコタ両州では30センチを超える可能性がある。
南部では26日の午後から夜にかけて、強風や大粒のひょうに加え、所により竜巻が発生する見通し。28日にかけて50~100ミリの雨が降り、洪水の危険が高まる。
米自動車協会(AAA)が今月発表した数字によると、今年のクリスマスシーズンに帰省や旅行で移動する米国人は1億1250万人と、昨年より4.4%増えて過去最高に達する見通し。このうち1億210万人が車、670万人が飛行機で移動するとみられ、悪天候の影響が懸念される。