トランプ氏、ゴルフシミュレーター購入 公邸に導入
ワシントン(CNN) ゴルフ好きとして知られるトランプ米大統領がゴルフの新型「シミュレーター」を自費で購入し、ホワイトハウスの公邸内に導入したことが14日までにわかった。
米紙ワシントン・ポストがホワイトハウス当局者の話として報じた。値段は約5万米ドル(約555万円)でバーチャルでゴルフのプレーを楽しめる。オバマ前大統領時代に入れた旧式のシミュレーターを入れ替えた格好ともなっている。
新型の調達は過去数週間内だが、同当局者によると13日の時点でまだ未使用。
トランプ氏は米国や海外の12カ所以上でゴルフ場を経営。週末にはニュージャージー州やフロリダ州にある自身のゴルフ場に赴き、時にはゴルフに興じるのをほぼ習慣としている。
ただ、政府機関の一部閉鎖が史上最長となる事態が起きた先月にはゴルフに出掛けなかった。ゴルフから遠ざかった期間としては大統領就任後、最も長く、緊急事態時にゴルフにふけり反発を買うのを避けたためと受け止められていた。
大統領在位の最初の2年間でゴルフのプレーに費やした時間を比べた場合、トランプ氏がオバマ氏より圧倒的に多い。トランプ氏は2014年、オバマ氏のゴルフを批判し、「米国が多くの問題や困難に直面している時、ゴルフに1日を使うのを信じられるか」とツイッターに書き込んでもいた。
また、16年の米大統領選では「国民のために働くつもりだしゴルフに行く時間はないだろう。重ねて信じて欲しい」と主張していた。
ポスト紙によると、歴代大統領が自らの余暇活動のためホワイトハウス内に施設を設けた事例はある。ニクソン前大統領はボウリング場を、オバマ氏はバスケットボールのコートを注文していた。