約4割が政界に「第三極」必要、過去最高の水準 米世論調査
(CNN) 米国民の38%が、現在の2大政党制がほとんど機能しておらず、修正のためには3つ目の政党が必要と考えていることが5日までにわかった。NBCとウォールストリート・ジャーナル紙の世論調査で明らかになった。
1995年以来同様の質問を行っているが、第三極が必要と回答した割合は過去最高の水準だった。2大政党制がうまく機能していると考えている成人の割合は1割にとどまった。
2大政党制がほとんど機能しておらず、3つ目の政党が必要と答えた人の割合は、無党派層では62%にのぼった。民主党支持では37%、共和党支持では31%だった。
一方で、有権者は2大政党以外からの候補者に対して厳しい見方を示しているようだ。
例えば、大統領選への出馬を示唆している、米コーヒーチェーン大手スターバックスの前最高経営責任者(CEO)のハワード・シュルツ氏だが、CNNが2月に世論調査会社SSRSに委託して行った調査によれば、シュルツ氏に投票しない可能性が高いと答えた人の割合は44%にのぼった。
前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏も大統領選出馬の可能性が取りざたされているが、こちらも44%が投票しない可能性が高いと答えた。
今回の世論調査は2月24日から27日に成人900人を対象に行われた。約半数が携帯電話で回答した。誤差の範囲はプラスマイナス3.3パーセントポイント。