男が路上で発砲 2人死亡、2人重体 米シアトル
(CNN) 米北西部の都市シアトルの路上で27日に男が銃を発砲し、2人が死亡、2人が重体となった。犯人は逃走を図ったが、警察に拘束された。
シアトルの警察によると事件は午後4時5分ごろ発生。市内に住む男が銃を持って57歳の女性が運転する車に近づき、車を奪おうとした。その際女性は銃で撃たれ、重傷を負ったという。
その後、男は道路上に歩み出てバスに向かって発砲した。バスの運転手は銃弾を受けながらも車の向きを変え、その場を離れることができた。
男はさらに赤い乗用車を奪おうとし、乗っていた運転手を射殺した。警察が駆け付けたところ男はその乗用車で逃走。スピードを上げて走るうちに別の車と衝突し、その運転手も死亡させた。
警察は1区画ほど追跡した後、男と対峙(たいじ)して身柄を拘束した。男は医療施設に搬送されたが、命にかかわる傷は負っていないという。
現場を目撃した地元住民の1人はCNN系列局の取材に対し、男が路上の人々に銃を向け、何の躊躇(ちゅうちょ)もなく発砲しつづけていたと証言。警察は男の犯行を「見境なく、我を忘れた行為」だったと説明した。