米グランドキャニオンで転落死、8日間で死者3人目
(CNN) 米国立公園局は6日までに、アリゾナ州にある人気観光地のグランドキャニオン国立公園内で67歳の男性が崖上から落ち、死亡したと報告した。同公園で落下などによる死亡事故はここ8日間で3人目となった。
今回の事故は3日、同公園のサウスリム地区にあるヤバパイ博物館近くで発生。公園の監視員が出動し、崖上から約400フィート(約122メートル)下の場所で男性の遺体を見つけ、収容した。
同公園では先月28日、香港から来ていた50歳代の男性が高所からの景色を撮影した際、足を滑らせ落下して死亡。ツアー旅行の参加者で自撮りしていたとみられる。
また、先月26日にはサウスリム・ビレッジの南部の森林地域で遺体が発見されていた。外国人だったが、崖上からの転落による死亡ではなかったという。同州ココニノ郡の検視当局が死因などを調べている。
グランドキャニオン国立公園の報道担当者によると、同公園内での年間の死亡者は平均して約12人。ただ、転落死の割合は少ない。他の死因は高温、水死や医療問題などとなっている。