米18歳少女、友人殺害で起訴 ネットで知り合った男が10億円で持ちかけ 動画撮影も促す
(CNN) 米アラスカ州当局は19日までに、親友を殺害したとして、同州に住む18歳の少女を殺人罪で起訴した。インターネットで出会った男から多額を支払うと持ちかけられ、犯行に及んだという。
大陪審は14日、この少女を含む6人を殺人や共謀などの罪で起訴している。
アラスカ司法局によると、デナリ・ブレマー被告(18)はインターネットを通じ、インディアナ州在住のダーリン・シルミラー被告(21)と知り合った。シルミラー被告は資産家を装って、ブレマー被告の友人のシンシア・ホフマンさん(19)を殺害すれば少なくとも900万ドル(約10億円)を支払うとブレマー被告に持ちかけ、「殺人の動画と写真」を送るよう促したとされる。
裁判書面によると、2人はホフマンさんを殺害する数週間前から、「アラスカで誰かをレイプして殺害する計画」について話し合っていた。
殺害されたホフマンさんは、ブレマー被告の「親友」だった。
ホフマンさんは今月2日、粘着テープでしばられて後頭部を撃たれ、アンカレジ郊外の山道付近で川に突き落とされた。遺体は4日になって、警察が河川敷で発見した。
ブレマー被告はほかにも10代の4人に多額の報酬を支払うと持ちかけて、ホフマンさん殺害の手助けをさせていた。
米司法省によると、シルミラー被告は児童ポルノの罪で拘束されており、アンカレジに移送されてアラスカ州の裁判所に出廷する。
シルミラー被告はブレマー被告に指示して、8歳か9歳の子どもと15歳の子どもに対して性的暴行を加えさせ、動画を送らせていた。ブレマー被告もこれを認めており、捜査当局は15歳の子どもの動画を押収した。