バイデン氏、党の結束呼び掛け 大票田ミシガンでも勝利
(CNN) 米大統領選の民主党候補指名争いは10日に6州で予備選・党員集会が実施され、CNNの予想によるとバイデン前副大統領がミシシッピ、ミズーリ両州に続いてミシガン州でも勝利を確実にした。バイデン氏は同日夜、支持者らの前で党内の結束を呼び掛けた。
同氏と事実上の一騎打ちとなったサンダース上院議員にとって、大票田ミシガン州での敗北は大きな痛手といえる。
バイデン氏はペンシルベニア州フィラデルフィアでの演説で、サンダース陣営の「不屈のエネルギーと情熱」に感謝したいと述べ、トランプ大統領を打倒するという目標は同じだと強調した。
さらに「この国をひとつにする」「民主党を再生させる」と訴え、黒人や高卒者、労働者、都市近郊の女性、生活に困っている貧困層や不安を抱く中間層などを順に挙げた。
民主党の候補指名争いではこの1週間でブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長、クロブシャー上院議員、オルーク元下院議員、ブルームバーグ前ニューヨーク市長、ブッカー上院議員、ハリス上院議員が相次いでバイデン氏への支持を表明している。
バイデン氏は「力を合わせて党を束ねよう」と改めて呼び掛け、「我々は今夜、ホワイトハウスの品位と威厳、名誉を取り戻すという最終目標に一歩近づいた」と宣言した。