トランプ米大統領、「驚くべき」ミサイルの開発に言及
トランプ米大統領は17日までに、米軍が既存のミサイルと比べ17倍もの速さで飛行出来る「驚くべき」性能を持つミサイルを開発していることを誇示した。
ホワイトハウスで15日催された今年の軍隊記念日の行事に臨んだ際に述べた。「我々は誰もがこれまで目にしたことがない水準にある信じられないよう軍装備品をつくっている」と発言。
「敵が外におり我々に選択肢はない。つくらなければならない」とし、「数日前の夜には現在のミサイルに比べ17倍速いと聞いた」とも指摘。「聞いたことがあるだろうがロシアは5倍、中国は5、6倍速い(ミサイルに取り組んでいる)」などと続けた。
トランプ氏の今回の即興ともみられる発言の場には、エスパー国防長官や米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長らも居合わせた。ただ、米国防総省はこの開発中とされるミサイルの詳細に触れることは拒否。17倍もの速さの能力も確認もしなかった。
しかし、トランプ氏の発言から4時間以上になり同省のホフマン報道官はツイッター上で、音速の5倍での飛行が可能とする極超音速ミサイルの開発を進めていることを認めた。「敵対勢力に対抗するため広範な極超音速ミサイルの開発に取り組んでいる」とも述べた。