米シアトルの「自治区」で銃撃、2人死傷 警察が中に入れず

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事件現場となった公園。デモ隊がつくった「自治区」の中にある/David Ryder/Getty Images North America/Getty Images

事件現場となった公園。デモ隊がつくった「自治区」の中にある/David Ryder/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米西部ワシントン州シアトルで20日、発砲があり2人が死傷したが、事件が抗議デモによって形成された「自治区」で発生したため、警察官が中に入れない事態となった。警察によれば、「暴力的な群衆」によって自治区内に入るのを妨げられたという。

警察によれば、警官が現地時間午前2時半ごろ、キャピトルヒルの公園で発砲があったとの通報に対応した。警官が犠牲者の居場所を特定しようとしたものの、警官が安全に犠牲者に到達することを暴力的な群衆によって妨げられたという。警察はその後、自治区の医療従事者が犠牲者2人を病院へ搬送したと知らされた。

警官はハーバービュー医療センターに移動し、19歳の男性がけが原因で死亡したと告げられた。撃たれたもう一人の男性は重体で入院している。

容疑者は捕まっていない。警察によれば、殺人事件を担当する刑事が捜査を行っている。

警察が公開したボディーカメラの映像には、現場に到着した警官と対峙(たいじ)するデモ参加者の姿が映っている。少なくとも8人の警官が現場に入ろうとしたが、群衆は警官に向かって叫び声をあげるなどしていた。

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