トランプ氏の選挙集会の空席、「ティックトック」ユーザーが影響?
(CNN) 米国のトランプ大統領が20日に米オクラホマ州タルサで開催した選挙集会で会場に空席が目立ったことについて、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の影響を指摘する声が出ている。
トランプ大統領陣営は選挙集会について約100万人がチケットの申し込みがあったとしていたが、収容人数1万9000人超の会場が満員になることはなかった。
チケットの応募者の多くが、主にティックトックを通じて広まった、応募はしても集会には参加しないという呼び掛けに応えた可能性がある。
ティックトックの利用者は主にダンスなどの動画を投稿する10代で、政治的な活動には使われない。
トランプ氏陣営のパースケール選対本部長はCNNの取材に対し、左派などが集会の参加者に影響を与えたと考えているようだが、彼らは選挙集会がどのような仕組みかわかっていないなどと指摘。申し込みには電話番号が必要で偽の番号のものは削除しているとし、偽の申し込みが陣営に影響を与えたことはないと述べた。
ティックトックを通じた呼び掛けをめぐっては、アイオワ州フォートドッジの51歳の女性が10代や若年層に影響を与えたとみられている。この女性は投稿で、ステージ上でトランプ大統領を独りぼっちにさせようなどと呼び掛けていた。これに触発された一部のユーザーが集会に登録するビデオなどを投稿し、インスタグラムやツイッターにも似たような投稿が行われ、多くの「いいね」を集めていた。