米大統領選、南部テキサスが激戦州に 前回はトランプ氏が勝利
トランプ氏が2016年の大統領選に出馬し、そしてその後大統領職に就いている間に、テキサス州はだんだんと接戦となりつつある。
2016年の大統領選では民主党候補だったクリントン元国務長官は9ポイントの差でテキサス州で敗北した。民主党候補としては1990年代以降で初めて1桁の差での敗北だった。
2018年の上院議員選では民主党のオルーク氏が共和党のクルーズ氏に3ポイントの差に迫った。テキサス州の上院議員選で民主党としては1988年以来の善戦だった。
民主党がテキサス州で優勢となっている理由のひとつは大学を卒業した白人有権者の存在がありそうだ。ニューヨーク・タイムズ紙の調査によれば、2020年のテキサス州の白人有権者の42%超が学位を有している可能性がある。この数字は全米でも13番目に位置し、2016年にトランプ氏が勝利した州の中では最も高い。