遊園地でマスク着用促した17歳従業員、男女に顔面殴られ大けが 米
(CNN) 米ペンシルベニア州の遊園地で、入場者にマスク着用を促した17歳の従業員が顔面を殴られて負傷する事件があった。
ミドルタウン・タウンシップ警察によると、フィラデルフィア郊外にある子ども用テーマパークのセサミ・プレイスで9日、17歳の従業員が、女1人と男1人から顔面を激しく殴られる暴行を受けた。
CNN系列局のWPVIによると、この2人に対して従業員が最初にマスク着用を促した時点では抵抗はされなかったが、2度目に促した際に暴行された。
同パークは7月下旬、公共の場でのマスク着用を義務付けたうえで、営業を再開した。ウェブサイトでも、マスク着用規定に従わない場合はパークへの入場や滞在を禁止すると通告していた。
ウェブサイトによれば、2歳以上の入場者は、飲食中や指定区域で過ごす場合などを除いて、マスクの着用が必須とされている。
警察は容疑者を特定しておらず、負傷した従業員に関する情報も公表していない。同パークの協力を得て、映像や入場者の予約情報は全て回収した。チケットは事前に購入する必要があることから、暫定的な身元情報は入手したとしている。
WPVIによれば、従業員を殴った男女は連れの一行とともに立ち去った。退場させられたのか、自発的に退場したのかは分かっていない。
被害者の従業員は、あごと歯にけがをして手術を受けなければならなかったとWPVIは伝えている。