新型コロナ陽性患者、外食した確率は陰性者の2倍 米CDC

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新型コロナの陽性患者が発症までの2週間で外食した確率は陰性者の2倍にあたることがわかった/Shutterstock

新型コロナの陽性患者が発症までの2週間で外食した確率は陰性者の2倍にあたることがわかった/Shutterstock

(CNN) 新型コロナウイルス検査で陽性と判定された大人が発症までの2週間の間にレストランで飲食していた確率は、陰性と判定された人の約2倍に上るという調査結果を、米疾病対策センター(CDC)が10日に発表した。

レストランでの飲食に加えて、陽性と判定された患者はバーやコーヒーショップに行ったという人も、陰性の人に比べて多かった。ただしこれは、新型コロナウイルス感染が確認された人と濃厚接触していなかった人に調査対象を絞り込んだ場合に限られる。

今回の調査では、7月に症状が出て米カリフォルニアなど10州の保健施設11カ所で新型コロナウイルスの検査を受けた成人314人を対象に、マスク着用や外出状況などに関するアンケートに答えてもらった。314人の検査結果の内訳は、陽性が154人、陰性が160人だった。

アンケートでは、陽性と判定された人のうち42%が、感染者との濃厚接触があったと回答した。一方、陰性と判定された人で濃厚接触があったのは14%にとどまった。濃厚接触の相手は家族が51%を占めていた。

マスクについては、陽性者の71%、陰性者の74%が、公共の場で常に着用していると答えた。

買い物や出勤、ジムやサロンへの外出、公共交通機関の利用、宗教の集まりへの出席などに関しては、陽性者と陰性者の間でそれほど大きな差はなかった。

研究チームは「レストランでの感染は、空気の循環と関係がある。たとえガイダンスに従ってソーシャル・ディスタンシング対策やマスク着用が徹底されていたとしても、方向や換気、空気の流れの強さがウイルス感染に影響する可能性がある」と解説している。

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