新型コロナ急増の予想が現実に、再び病院逼迫や死者増大の懸念 米国

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
集中治療室で新型コロナの患者に処置を施す医療従事者=7月21日、米カリフォルニア州/Mario Tama/Getty Images

集中治療室で新型コロナの患者に処置を施す医療従事者=7月21日、米カリフォルニア州/Mario Tama/Getty Images

(CNN) 米国で予想された通り、新型コロナウイルスの新規の症例が激増している。1月までには病院が逼迫(ひっぱく)して1日に数千人が死亡する可能性もあり、若者でさえも長期的な合併症を伴う場合がある。

米ベイラー医科大学国立熱帯医学校のピーター・ホッテズ学部長は13日、「1日当たりの新規症例は、9月初旬に最近としては最も少ない3万~3万5000例前後にまで減った。しかし今は1日当たり(約)5万例に戻っている。今後も増え続けるだろう」と予想した。

「誰もが懸念していた秋から冬にかけての急増が今、起きている」とホッテズ氏は述べ、現在はウィスコンシン、モンタナ、ノースダコタ、サウスダコタ州といった中西部から北部の州が中心だが、すぐに全米に拡大するだろうとの見方を示す。

米ジョンズ・ホプキンス大学によると、全米の30以上の州で、過去1週間の新型コロナウイルスの症例数が、その前の週を上回った。

米国の感染症対策を率いる米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアントニー・ファウチ所長は、特定の州で検査の陽性率が高いことに懸念を示し、今後症例数が急増する予兆かもしれないと指摘した。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「新型コロナウイルス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]