激戦のミシガンなど2州でバイデン氏優勢 ノースカロライナでは接戦
(CNN) 2016年大統領選でトランプ米大統領が制した激戦4州のうち、中西部のウィスコンシン、ミシガン各州では民主党候補のバイデン前副大統領が優勢を維持していることが分かった。
アリゾナ、ノースカロライナの2州を合わせた計4州は、大統領選の結果を左右する激戦州として注目されている。CNNの委託を受けた世論調査会社SSRSが10月23~30日、4州でそれぞれ成人約1000人を対象に電話調査を実施した。
その結果、アリゾナとウィスコンシンでの支持率は、最近の世論調査の平均にほぼ沿った数字が出た。アリゾナはバイデン氏50%、トランプ氏46%で、その差は誤差範囲の4ポイント以内。ウィスコンシンはバイデン氏が52%と、トランプ氏の44%を大きく上回っている。
ノースカロライナでは、バイデン氏(51%)が誤差範囲4ポイントをわずかに超える差でトランプ氏(45%)をリードしていた。最近の平均ではこの差がさらに小さかった。
ミシガンではバイデン氏53%、トランプ氏41%と、最近の平均をさらに上回る差がついた。
ミシガンとウィスコンシンはアリゾナ、ノースカロライナと比べて白人有権者の割合が多く、白人がバイデン氏を支持する傾向も強い。特に大卒の白人層によるバイデン氏の支持率は両州とも61%と、アリゾナの50%、ノースカロライナの51%を大幅に上回った。
一方で非大卒白人層はトランプ氏の支持者が過半数を占め、特にノースカロライナでは64%に達した。
男女別では、4州とも女性の55%以上がバイデン氏を支持していたのに対し、男性はノースカロライナ、アリゾナでトランプ氏優勢、ミシガン、ウィスコンシンでは互角という結果が出た。