新型コロナで死亡の候補者、州議会選で当選確実に 米ノースダコタ州
(CNN) 3日に投票が行われた米ノースダコタ州議会上院議員選挙で、新型コロナウイルスのため10月5日に死去した共和党候補者の当選が確実となった。
当選を確実にしたのは、実業家で牧場経営者のデービッド・アンドール氏。同州第8選挙区から出馬して2議席を争っていた候補者4人の中の1人だった。
州の非公式統計によると、アンドール氏は得票率約35.53%で当選を確実にした。同じ共和党のデイブ・ネーリング氏は約40.72%でトップ当選が予想されている。
アンドール氏が10月に死亡したことで、もし同氏が当選した場合はどうなるのかという疑問が浮上した。これについてノースダコタ州司法長官は、現職の議員が辞任あるいは引退した場合と同様に扱うとの見解を表明しており、地元の共和党が後任を指名することになる。
遺族は10月6日に陣営のフェイスブックを通じ、アンドール氏が新型コロナウイルスのため死去したと発表していた。55歳だった。
ノースダコタ州では新型コロナウイルスの症例数が急増している。症例数は8月中旬から増加の一途にあり、11月3日には新規の症例数が7日間の平均でピークに達した。