米海軍艦からミサイル発射しICBM迎撃、初の実験成功

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米国防総省が海軍艦からのミサイル発射でICBMを迎撃する実験に初成功したと発表/Staff/AFP/Getty Images

米国防総省が海軍艦からのミサイル発射でICBMを迎撃する実験に初成功したと発表/Staff/AFP/Getty Images

(CNN) 米国防総省ミサイル防衛局は、海軍艦からミサイルを発射して大陸間弾道ミサイル(ICBM)を迎撃する実験に初めて成功したと発表した。新たなミサイル防衛能力が実証されたことで、北朝鮮のような国から発射されるミサイルを想定した防衛力を強化できると位置付けている。

ミサイル防衛局の発表によると、ハワイ北東部の海上で16日、海軍艦「ジョン・フィン」に搭載した迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の発射実験を行い、ICBMに見立てた標的を撃墜することに成功した。

実験用のICBMは、マーシャル諸島のクェゼリン環礁にある米軍の実験場から発射された。

これまでのミサイル防衛実験では、アラスカ州やカリフォルニア州の地上から迎撃ミサイルを発射して、実験用のICBMを迎撃していた。

米国防当局は、軍艦からもミサイルを迎撃できる能力を持つことで、全体的なミサイル防衛能力が高まると説明。ミサイル防衛局のジョン・ヒル局長は「SM3ブロック2Aミサイルを装備したイージス弾道ミサイル防衛システム(BMD)艦が、ICBM級の標的を迎撃できることを実証した」としている。

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