オンライン開催のG20首脳会議、トランプ氏はツイートやゴルフ

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米国のトランプ大統領。主要20カ国・地域(G20)首脳会議にオンライン方式で参加した/Tasos Katopodis/Getty Images North America/Getty Images

米国のトランプ大統領。主要20カ国・地域(G20)首脳会議にオンライン方式で参加した/Tasos Katopodis/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 主要20カ国・地域(G20)首脳会議が21日からオンライン方式で開幕した。トランプ米大統領もホワイトハウスから参加したものの、冒頭から無関係なツイートを繰り返し、途中でゴルフ場に出掛けた。

G20首脳会議は新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を受け、対面ではなくテレビ会議の形式で開かれた。トランプ氏の参加は直前まで不透明だったが、ホワイトハウスが20日夜に予定を確認していた。

しかし同氏は開幕のわずか13分後から、米大統領選で不正があったと主張するツイートを連発。2時間後にはワシントン郊外のゴルフ場へ向かい、パンデミック対応に関するサイドイベントには参加しなかった。同イベントではマクロン仏大統領やメルケル独首相、文在寅(ムンジェイン)韓国大統領が演説した。

ホワイトハウスの発表によると、トランプ氏は22日の会議にも出席する予定。任期切れ前の首脳会議への参加はこれが最後になる見通しだ。G20首脳のうち、ロシアのプーチン大統領を除く大多数はバイデン次期大統領に祝意を伝えている。

トランプ氏は2017年の就任直後から、首脳会議での多国間外交に後ろ向きの姿勢を示してきた。イタリアでの主要7カ国(G7)首脳会議デビューでは集中攻撃を受けたと不快感を示し、翌年カナダで開かれたG7首脳会議は中座して合意文書への署名を撤回。フランスでの昨年のG7前には、側近らに「本当に出なくてはならないのか」と尋ねていた。

米国で開催予定だった今年のG7首脳会議は、新型ウイルス感染拡大を受けて延期された。トランプ氏は大統領選後に開催する意向を示したが、来年1月に議長国が英国に移るまで予定は入っていない。

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