銃の暴発で母親死亡、子どもが母のバッグの銃発見か 米ノースカロライナ州
(CNN) 米ノースカロライナ州で、5人の子どもをもつ女性が自宅にあった銃の暴発事故で死亡し、最年少の子どもが負傷した。
同州コーネリアス警察によると、自宅で子どもたちと一緒にいた25歳の女性が銃弾に当たって死亡した。警察は、子どもたちが母親のバッグの中で見つけた銃が暴発し、母親に銃弾が当たったとみている。
この暴発事故で最年少の子どもも負傷して病院に運ばれたが、命に別条はない。
警察は現地時間の15日夕、母親が集合住宅の自宅の寝室で死亡しているのを発見した。事故が起きた当時、5人の子どものうち4人が寝室で母親と一緒にいて、最年長の子ども1人はリビングルームにいたという。
今回の事故には子どもが関係していることから、警察は子どもの氏名や年齢など身元の特定につながる情報は公表していない。
米国では子どもが絡む銃の事件や事故が後を絶たない。子どもは感受性が高く、メディアで銃暴力の場面を見ると手元にある銃器により触れたり、引き金を引いたりする傾向があるとの研究結果もあり、子どもが銃にアクセス可能な環境は特に危険となる。
2019年の調査によれば、自宅で錠をかけて銃をしまっておけば、銃による子どもの自殺や暴発事故の最大3分の1は防止が可能とされる。