銃販売店での銃撃事件、容疑者の行動が明らかに 米ルイジアナ州
(CNN) 米ルイジアナ州ニューオーリンズ近郊の銃販売店で5人が死傷した銃撃事件をめぐり、地元保安官が22日、記者会見で現場の状況などを明らかにした。
事件は20日午後、ニューオーリンズから数キロの街にある銃販売店で発生。当局は当時の模様が映ったビデオを公開した。
同保安官によると、ジョシュア・ウィリアムズ容疑者は兄弟1人とともに子ども2人を連れ、弾薬を買いに店を訪れた。同容疑者が実弾の入った銃を持っていることに従業員が気付き、店内へ銃を持ち込む時は店の規則に従って弾を抜いてほしいと注意した。
容疑者は玄関ドアまで行ったところで空中に発砲してから振り返り、ドアの方へ向かっていた来店客(59)を銃撃。客は現場で死亡した。
この後、従業員らと撃ち合いになり、いったん店の外へ出てから再び入店して、従業員の1人(47)を射殺した。外でさらに撃ち合いが続き、容疑者本人も撃たれて死亡した。現場ではこのほかに2人が負傷し、病院へ運ばれた。
保安官によれば、発砲したのは容疑者本人と従業員7人の計8人。現場からは、容疑者の車にあった銃2丁を含め、計10丁が回収された。
同保安官は、従業員らが予想外の事態に直面して判断を迫られながら、冷静に連携して多くの人命を救ったと評価した。店の2階では当時、銃の携帯許可を取るための講習が開かれていたという。