バイデン大統領、「行動月間」を呼び掛け ワクチンのさらなる接種促す
バイデン氏はワクチン接種は党派的な行動ではなく、ワクチンに関する科学的知識は民主党と共和党の両方の政権のもとで培われたものだと指摘した。
バイデン氏は「自由の夏、喜びの夏、共に集い祝う夏だ。我々全員が耐えてきた長い長い冬の後にこの国が享受するにふさわしい全国民の夏だ」と語った。
行動月間の取り組みには飲料大手のアンハイザー・ブッシュも連携した。アンハイザー・ブッシュは2日、7月4日までに成人の70%が少なくとも1度ワクチン接種を行うという目標が達成された場合、21歳以上に無料のアルコール飲料を提供すると発表した。
バイデン氏は、ワクチン接種に向けた新たなインセンティブや、ワクチンの安全性や有効性について啓発する取り組み、ワクチン接種をより容易にする新たな措置についても発表した。
バイデン氏は先月、7月4日までに成人の70%が少なくとも1度ワクチンを接種し、1億6000万人がワクチン接種を完了するという目標を掲げた。米疾病対策センター(CDC)によれば、2日午前の時点で成人の62.8%が少なくとも1度ワクチン接種を済ませており、ワクチン接種を完了した成人の人数は1億3350万人となっている。