米フロリダ州の集合住宅崩壊、原因判明には数カ月かかると地元建築家

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(CNN) 米フロリダ州南部で起きた集合住宅の一部崩壊について、地元在住の建築家、コビ・カープ氏はCNNの取材に答え、調査によって崩壊の原因が明らかになるには数カ月かかるとの見通しを示した。

工学の観点から科学捜査を行うことが原因の特定には欠かせないとしたうえで「前代未聞の出来事だ。現場を確認して、崩壊が起きた経緯を推測することはできる。しかし結局のところ、はっきり原因が分かるまでには数カ月かかるだろう」と、カープ氏は述べた。

建物の一部が崩壊し、残りの部分は立ち続けているのも「謎だ」という。

カープ氏によれば集合住宅は1981年に建てられており、それほど古い建物ではない。フロリダ州南部には20~30年代に建設されたアールデコ調の建物が数多く存在するが、それらは現在も立ち続けているという。

構造工学技術者のキット・ミヤモト氏は25日夜、CNNに対し、崩落の原因について、柱内部の金属の腐食や部分的な地盤沈下など複数の可能性に言及した。

また、建物にはシステム上多くの安全機能が備わっており、通常であれば今回のような崩壊が起きることはないと指摘。カリフォルニア州など大きな地震が頻繁に発生する地域でもこれほどの崩落は極めてまれだと述べた。

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