ロバート・ケネディ暗殺犯の仮釈放、米加州当局が勧告 16回目の審査で

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ロバート・ケネディ暗殺で53年間服役するサーハン受刑者の仮釈放を加州当局が勧告/California Department of Corrections and Rehabilitation

ロバート・ケネディ暗殺で53年間服役するサーハン受刑者の仮釈放を加州当局が勧告/California Department of Corrections and Rehabilitation

(CNN) 米カリフォルニア州当局は27日、ロバート・ケネディ元司法長官を1968年に暗殺したサーハン・サーハン受刑者(77)の仮釈放を勧告した。53年間服役しているサーハン受刑者の運命は、州知事の判断に委ねられることになる。

サーハン受刑者はロサンゼルス市内のホテルの調理場でケネディ氏を射殺した。ケネディ氏はこの直前、選挙陣営のイベントで、68年大統領選に向けた民主党予備選での勝利を祝っていた。

サーハン受刑者は第1級殺人罪などで有罪となり、69年5月にカリフォルニア州の矯正施設に到着。当初は死刑を言い渡されたものの、州裁判所がこれを違憲とする判断を示したのを受け、72年に量刑が終身刑に軽減された。

ケネディ氏の息子のロバート・ケネディ・ジュニア氏とダグラス・ケネディ氏は今回、仮釈放を支持した。サーハン受刑者が仮釈放委員会に出席するのは16回目だった。

事件時はまだ幼かったダグラス・ケネディ氏はバーチャル審問で、「サーハン氏に対面できたことだけで胸がいっぱいだ」「私は彼と彼の名前を恐れて人生を送ってきたように思う。きょう、共感と愛に値する人間として彼を見ることができて感謝している」と語った。

この言葉にサーハン受刑者は笑みを浮かべた。受刑者は青い囚人服を身に付け、胸ポケットにはキッチンペーパーをハンカチのようにたたんで入れていた。

仮釈放委員会の判断は最終決定ではなく、ニューサム州知事が覆す可能性がある。知事は仮釈放が公共の安全と両立するか判断する見通しで、このプロセスには数カ月かかる可能性がある。

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