飲食店でユダヤ人襲撃、男2人を起訴 米ロサンゼルス
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルスのレストランで今年5月、食事中のユダヤ人客らが親パレスチナ派とみられるグループに襲われた事件で、郡検察は21日、男2人を暴行の重罪で起訴したと発表した。
発表によると、起訴されたのは30歳と36歳の男。レストランの外で男性2人に対し、宗教を理由に暴力を振るったとして、憎悪犯罪などに問われている。事件では5人が負傷した。
両被告は5月18日、市内にあるすし店の前を通った車列の中にいた。目撃者らによると、車に乗った親パレスチナ派の集団が、食事中のグループにびんを投げ付けたり、反ユダヤ的な罵声(ばせい)を浴びせたりした。車から降りて襲い掛かった者もいたという。
郡検事は声明で「憎悪犯罪は私たち全員に対する犯罪。ロサンゼルス郡で多様性が尊重され、守られるよう全力を尽くす」と述べた。
検察によると、両被告の罪状認否は23日までに予定されている。ロサンゼルス市警が捜査を続けているという。