米連邦地裁、黒人男性射殺事件の司法取引認めず 憎悪犯罪での訴追で
トラビス被告は司法取引に同意したと話す中で、公道を走っているオーブリーさんを殺害し、オーブリーさんの人種や肌の色が動機だったことを認めた。
マクマイケル親子は今年1月、州裁判所での刑事裁判で、仮釈放なしの終身刑が言い渡されていた。親子とともにオーブリーさんを追い回した近所の住民ウィリアム・ブライアン被告には仮釈放の可能性がある終身刑が下された。
ブライアン被告は連邦での刑事訴追で司法取引の提案を受けていない。
マクマイケル親子は暴力犯罪と絡んだ武器所持などの罪に問われており、ブライアン被告を加えた3人とも権利妨害や誘拐未遂の罪状でも訴追されている。
事件は20年2月23日に発生。ジョギング中のオーブリーさんをマクマイケル親子とブライアン被告が車で追い回した。トラビス被告はその後車を出てオーブリーさんともみ合いになり、散弾銃でオーブリーさんを射殺した。当時マクマイケル親子は警察に対し、オーブリーさんが最近起きた窃盗事件の容疑者だと思い追跡したと話していた。
銃撃場面の映像が公開されると数日後にマクマイケル親子が逮捕され、その2週間後にはブライアン被告も拘束されていた。