ロシア軍車列の停滞、直接攻撃や橋の破壊が要因 米国防当局者
(CNN) 米国防当局高官は4日、キエフ郊外にいるロシア軍の大規模車列について、ウクライナ軍による直接攻撃や橋の破壊で前進が阻まれ、同市の北方約24キロの位置で停滞しているとの見方を示した。
この当局者によると、全長64キロ以上の車列は先週末から目立った前進を見せていないという。
同当局者は「車列の動きを止めたり制限したりする上で、ウクライナによる橋の破壊が効果的だったのは確実」と指摘する一方、別の場所ではウクライナ軍が車列を直接攻撃する場面もあったとの見方を示した。
同当局者は今週、兵たんや維持面の問題も車列の前進が遅い要因になっていると指摘していた。
空の状況に関しては、ロシアはいまだ制空権を確立できておらず、ウクライナ軍は航空戦力の「大部分」を維持している。
同当局者によると、ウクライナ空軍は一定の損失を被ったものの、依然として戦闘機やヘリコプター、無人機(ドローン)を利用できる状態にある。損失の要因としては、「ロシアの行動」と動作不能の両方が挙げられるという。