NYブルックリンの地下鉄で銃撃、29人負傷 容疑者は逃走
銃撃は午前8時半前、マンハッタン行きの列車がブルックリンのサンセットパークにある地下鉄36丁目駅に近づいたところで発生した。サンセットパークは労働者の多く住む地域で、市内の観光地からは遠く離れている。
NYPDによると、容疑者は列車内の乗客や同駅にいた人に発砲。緊急対応要員が現場に出動したところ、撃たれた被害者や混乱の中で負傷した人が見つかった。
ニューヨークではここ2年間、銃撃事件が増加傾向にある。特に地下鉄での暴力事件の増加が目立ち、エリック・アダムス市長の市政運営で重点対策事項になっている。
当局によると、現場の駅で銃1丁が回収されたが、事件に使われたものかは不明。また複数の高容量の弾倉も発見された。当局者は銃が動作不良になったと見ている。花火や火薬も現場から回収されたという。
列車内に爆発装置は見つかっていない。テロ事件としての捜査は行われていないが、あらゆる可能性を排除していないという。