NY地下鉄銃撃、容疑者の男を逮捕 自らホットラインに連絡
ニューヨーク州東部地区連邦地検によると、ジェームズ容疑者は大量輸送機関でのテロその他の襲撃を禁じる法令に違反した疑いで訴追された。ブルックリンの連邦裁判所で罪状認否が行われる予定で、有罪となった場合は終身刑を言い渡される可能性があるという。
NYPDによると、ジェームズ容疑者は1992年から98年にかけ、ニューヨークで9回の逮捕歴があった。容疑は強盗道具の所持や性犯罪など。ニュージャージー州でも91、92、2007年に不法侵入などで3回逮捕されていた。
逮捕の数時間前、当局はジェームズ容疑者を「重要参考人」から容疑者に変更。13日未明には、市民に指名手配を知らせ情報提供を募る緊急警報を出していた。
大量交通機関への依存度が高いニューヨーク市では長年、地下鉄での銃撃が危惧されていた。地下鉄利用者は新型コロナウイルスの流行中、在宅勤務の増加に伴って減少し、その後も暴力事件増加への警戒感などからコロナ前の水準には戻っていない。