米CDC、原因不明の小児肝炎を調査 5人死亡

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米CDCの建物/AFF-USA/Shutterstock

米CDCの建物/AFF-USA/Shutterstock

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)が、25の州・米領で起きている原因不明の小児肝炎109件について調査を行っていることがわかった。米国の肝炎は世界各地で報告されている原因不明の子どもの急性肝炎と関係がある可能性がある。

米国での肝炎のうち5人が死亡し、14%が移植を必要とした。ほぼ全ての子どもが入院が必要となったという。

CDCのジェイ・バトラー博士は、CDCと州の保健当局が連携して行っている今回の調査について、状況は変化し続けていると強調。CDCが現在調査を行っている肝炎が最終的に同じ事物によって引き起こされたとは限らないとしている。

肝炎は感染や自己免疫疾患、薬物などによって発症することがある。

子どもたちの中で肝炎の感染が増加している原因についてはわかっていない。バトラー博士によれば、ウイルス性肝炎の共通する原因の一部が検討されたが、いずれのケースからも見つからなかったという。

半数以上からアデノウイルスが検出されているものの、役割については明らかになっていない。

CDCは4月21日、アラバマ州で子ども9人が肝炎になった珍しい事案について、医師に警告した。

CDCは医師や公衆衛生の当局者に対して、10歳未満の子どもの肝酵素の値が高く、明らかな説明がつかないといった同様のケースがあった場合、昨年10月までさかのぼって、連絡するよう呼び掛けていた。

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