トルコと北欧2国との協議継続、米が支持を表明
(CNN) 米国のジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が、トルコのエルドアン大統領の報道官兼首席顧問を務めるイブラヒム・カルン氏と電話会談を行い、トルコが行っている北欧のスウェーデンとフィンランドとの北大西洋条約機構(NATO)加盟をめぐる話し合いについて支持を表明したことがわかった。ホワイトハウスが30日、電話会談について内容を公表した。
ホワイトハウスによれば、サリバン氏は、NATOへの加盟申請をめぐる懸念を解決するために、トルコがスウェーデンとフィンランドと直接対話を継続していることについて支持を表明した。米国は、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟について強く支持している。
サリバン氏とカルン氏は、ロシアの侵攻に直面しているウクライナへの支援や、ウクライナの農作物を世界市場に届けるための各自の取り組みについても話し合ったという。
フィンランドのペッカ・ハービスト外相は先ごろ、「遅かれ早かれ、フィンランドとスウェーデンはNATOの加盟国になる」と楽観的な見方を示し、トルコ政府との話し合いが継続すると述べていた。トルコは、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟について反対する姿勢を示している。