1981年に殺害されたとみられる夫婦の子ども、約40年ぶりに行方判明
(CNN) 米テキサス州の司法長官事務所は10日までに、1981年に同州で遺体で見つかった男女の子どもが事件から40年あまり後に「生存し元気」な状態で見つかったと明らかにした。
司法長官事務所によると、フロリダ州在住だったティナ・ゲール・リン・クラウス、ハロルド・ディーン・クラウス・ジュニア夫妻の遺体はテキサス州ヒューストンの雑木林で見つかった。だが、「殺人事件の被害者とみられる」2人の身元は2021年に法医学専門家による調査の結果が出るまで確定しなかった。
夫婦の家族は1980年に最後に2人の消息を聞いて以来、数十年にわたって2人の居場所に関する答えを求めていた。遺体の身元が確定した後も、当時幼かったホーリーさんの行方については未解決のままだった。当局によると、ホーリーさんは2人の遺体と一緒には見つからなかった。
だが、それから40年以上の時を経て、現在42歳になったホーリーさんが発見された。
ホーリーさんの実の祖母は声明で「答えを求めて40年あまり祈っていたが、神がその一部を解明してくれた。ホーリーが見つかった」と述べた。
司法長官室によると、ホーリーさんは既に実の両親の身元を知らされていて、親族と連絡を取っている。全員近いうちに対面で会うことを希望しているという。
司法長官室の声明では過去40年のホーリーさんの人生について詳しく言及していないものの、声明に引用されている家族の話では、良い人生を送り、十分に面倒を見てもらっていたようだ。
司法長官室は両親の死に関する捜査は継続中だと述べ、事件の情報を持つ人は未解決事件や行方不明者の捜査を担当する部署に連絡するよう呼び掛けている。