米、ウクライナに1340億円の追加軍事支援

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バイデン米大統領=5月31日、米ワシントン・ホワイトハウスの大統領執務室/Evan Vucci/AP

バイデン米大統領=5月31日、米ワシントン・ホワイトハウスの大統領執務室/Evan Vucci/AP

(CNN) 米国は15日、ロシアと戦うウクライナに10億ドル(約1340億円)相当の追加の軍事支援を行うと発表した。支援には榴弾(りゅうだん)砲、弾薬、沿岸防衛システムなどが含まれる。

バイデン大統領は同日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談し、支援の方針を伝えた。米国防総省によると、榴弾砲18門、榴弾砲弾薬3万6000発、沿岸防衛システム2基を提供する。

バイデン氏は「追加で10億ドルの安全保障支援を提供することを伝えた。これには、ウクライナ東部ドンバス地方での防衛活動を支援するために必要な追加の大砲や沿岸防衛兵器、大砲用弾薬、先進ロケットシステムも含まれている。また、オースティン国防長官が今日ブリュッセルで調整したウクライナ軍に対する追加の国際支援についても話し合った」と述べた。

オースティン氏はブリュッセルで、米国とウクライナは「ウクライナが要望しているもの、特に長距離射撃や装甲車両、沿岸防衛の必要性を満たすべく、足並みをそろえて取り組んでいる」と述べた。

今回の軍事支援は、ウクライナ軍がソ連時代の弾薬を使い果たし、ロシアとの戦争が長引く中で大型兵器を追加で提供するよう欧米に求めている中でのものだ。西側の情報機関や軍高官は、戦争は長期的な結果を左右しかねない重要な局面にあり、ロシアはウクライナ東部の主要2都市周辺で大砲による優位を確立していると考えている。

ウクライナ大統領府の声明によると、ゼレンスキー氏はバイデン氏の「一貫した、揺るぎない支援」と国際的な安全保障の動員に感謝の意を示した。

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