米独立記念日パレード中に銃乱射、6人死亡 犯人逃走 シカゴ郊外
米イリノイ州ハイランドパーク(CNN) 米中西部イリノイ州シカゴ郊外のハイランドパークで4日、独立記念日のパレード中に銃乱射事件が起き、少なくとも6人が死亡、20人以上が負傷した。当局は犯人の行方を追っている。
事件はシカゴの北約40キロのハイランドパークで、米中部時間4日午前10時(日本時間25日午前0時)過ぎに起きた。人々はセントラル通りに沿ってパレードに参加していた。
警察幹部によると、近くの店舗の屋上から銃器が見つかった。レーク郡犯罪対策班の広報担当者によると、銃器は「高出力のライフル」で、攻撃は「無差別」かつ「故意」だったとみられる。
銃撃事件後の現地=4日、ハイランドパーク/Network Video Productions
アルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)によると、当局は銃器の購入者や入手経路の特定を進めている。
容疑者は18~20歳ぐらいの白人の男で、小柄で長い黒髪、Tシャツを着ていた。武装していて危険なため、当局は住民に屋内に避難するように呼びかけた。
レーク郡の検視官によると、5人は現場で死亡し、全員成人だった。1人は病院で死亡したが、それ以上の情報はないという。
ノースショア大学ヘルスシステムによると、2つの病院に31人が搬送された。大半が銃による傷を負った人だが、銃撃後の混乱で負傷した人もいるという。