米民主党のシューマー上院院内総務がコロナ陽性 「ごく軽症」
(CNN) 米民主党のシューマー上院院内総務が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、遠隔での執務に切り替えている。
報道担当者が10日に発表したところによると、シューマー氏は定期的に受けている検査で陽性判定を受けた。
ワクチン接種は追加2回を含めてすでに完了し、「ごく軽い症状」がみられるという。
上院は4日の独立記念日に合わせた休会が明けて審議を再開するが、同氏は今週、自主隔離に入り、オンライン会合や電話連絡を通して執務を続ける。
米政権関係者では、4月にペロシ下院議長とハリス副大統領も陽性判定を受けていた。
新型コロナの感染者は米国内の多くの地域で増え続けている。米疾病対策センター(CDC)によると、現在はオミクロン株の新たな変異系統「BA.4」「BA.5」が主流で、新規感染者の7割以上を占める。
従来の系統に比べ、感染経験のある人やワクチン接種を完了した人の抗体が効きにくい可能性が指摘される一方、ワクチンによる重症化予防効果は期待できるといわれている。