ウクライナのドンバス地方で米国人2人死亡 米国務省
(CNN) 米国務省は23日、ウクライナのドンバス地方で米国人2人がこのほど死亡したことを認めた。
国務省の報道官はCNNへの声明で、死亡した人物や状況について詳細を明らかにしなかったが、「遺族と連絡を取り合い、可能な限りの領事館による支援を行っている」と説明した。
報道官は「困難な時期にある遺族に配慮する。これ以上付け加えることはない」と述べた。
ウクライナでの戦闘中にロシア軍に拘束された2人の米国人、アレクサンダー・ドルーク氏とアンディ・フイン氏の状況について問われた報道官は、「ウクライナでの戦闘中にロシア軍または代理人に拘束された可能性がある米国人について、ウクライナならびにロシアの当局と連絡を取っている」と答えた。
ウクライナ軍との戦闘で捕らえられた全ての人を戦争捕虜として扱うという国際的な義務を果たすよう、ロシアに求めているという。
ドネツク州では、親ロシア派による「ドネツク人民共和国(DPR)」がロシアの支援を受けて2014年から州の一部を統治している。
報道官は「通常、政府は行方不明者について赤十字国際委員会の中央追跡調査局と連絡を取り合う」と指摘し、「我々は特定のケースについて公にはしない。現時点で共有すべき詳細はない」と述べた。