バイデン氏、マスク氏とツイッターを批判 米シカゴの資金集め集会で
(CNN) バイデン米大統領は4日、「世界中にうそをまき散らす」ソーシャルメディアプラットフォームを買収したとして、起業家のイーロン・マスク氏を批判した。
代表取材によると、バイデン氏はイリノイ州シカゴ郊外のローズモントで行われた民主党の資金集め集会で、マスク氏は「世界中にうそをまき散らす団体を購入している」と指摘。「米国にはもう編集者がいない」状況だとも述べた。
バイデン氏の発言に先立ち、ツイッターはコスト削減策の一環で従業員数千人をレイオフ(一時解雇)していた。
ツイッターでは買収直後から人種差別的なコメントやヘイトスピーチ(憎悪表現)の急増が報告され、ここ数日間で複数の主要広告主がキャンペーンを停止した。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は4日、記者団に対し、バイデン氏は「ソーシャルメディアプラットフォームが憎悪表現や誤情報を減らす措置を継続することの重要性」について率直に見解を示してきたと説明した。
そのうえで「この信念は偽情報拡散の場となりうるツイッターやフェイスブック、その他すべてのソーシャルメディアプラットフォームに当てはまる」と述べた。
先週に買収完了の報道が流れる前、マスク氏はツイッターが「何でもありの地獄絵図」になることは望まないとする公開書簡を書き、広告主を安心させようと試みていた。