米、ロシアと中国の協力関係に懸念強める　国務副長官

（ＣＮＮ） 米国のシャーマン国務副長官は１５日、中国とロシアの協力関係や、ロシアのウクライナ侵攻に対して中国が暗黙の支持をしていることについて米国は「懸念を強めている」と述べた。

シャーマン氏は「仲介役となり、この恐ろしい侵略を終わらせる手伝いをする用意があると発言することで、中国は国際社会における自国の地位を高めようとしているというのが私の評価だ。同時に、中国はロシアとの制限のない協力関係を約束している」と米シンクタンク、ブルッキングス研究所のイベントで述べた。「もちろん、我々はそうした協力関係と、侵略に対する中国の支持を懸念しており、そうした懸念は強まっている」と語った。

中国はそれらを「両立」させようとしていると同氏は指摘し、ロシアのイランと北朝鮮との協力関係にも懸念を示した。

ただ、ロシアを支持するそうした国々は「汚点を残すことになるだろう」とも発言。「ウクライナの人々はプーチンに戦略的失敗をもたらす。それはこの非道な侵略の継続を支持している国々に多くの問題を生み出すだろう」と警告した。