ホスピスに移行のカーター元米大統領、子どもや孫が寄り添い
(CNN) 米ジョージア州の自宅で終末期のホスピスケアを受けるカーター元大統領(98)に、近親者が寄り添っていることが分かった。家族が24日、CNNに明らかにした。
カーター氏の妻ロザリン氏のめい、リアン・スミス氏はCNNの取材に「子どもや孫が近くにいる」と語った。
カーター氏は2018年にジョージ・H・W・ブッシュ元大統領が94歳で死去した後、存命最高齢の大統領経験者となった。カーター氏の家族は今月18日、健康状態の悪化を受けホスピスケアに移行すると発表していた。
カーター氏は第39代の米大統領。新型コロナウイルス禍の影響で近年の活動は控えめだったが、世界の民主主義の危機について声を上げ続けてきた。
15年に脳腫瘍(しゅよう)を克服したものの、19年に相次ぐ健康不安に見舞われ、脳圧を下げる手術を受けた。地元ジョージア州の教会で開かれる日曜学校で教えるのが長年の習慣だったが、体調不良で断念せざるを得なくなった。