触媒コンバーター盗もうとした男性、車体の下敷きになり圧死 全米で盗難激増

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触媒コンバーター盗もうとした男性が車体の下敷きになり死亡した/Byrd Setta/Adobe Stock

触媒コンバーター盗もうとした男性が車体の下敷きになり死亡した/Byrd Setta/Adobe Stock

(CNN) 米ジョージア州サバンナで、自動車部品の触媒コンバーターを盗もうとしたと思われる男性が、車体の下敷きになって圧死した。警察が明らかにした。

同州チャタム郡警察の発表によると、今月7日、通報を受けて駆け付けた警察は、32歳の男性が車の下で死亡しているのを発見した。

現場の状況から、男性が車から不正に触媒コンバーターを取り外そうとしていたところ、車体が男性の上に落下したとみられることが分かった。

触媒コンバーターの盗難は数年前から全米で激増し、国家保険犯罪局によれば、2019年以来、1200%以上増加している。

触媒コンバーターは排ガスに含まれる汚染物質や有毒ガスを減らすための装置で、比較的簡単に盗むことができ、プラチナ、パラジウム、ロジウムなどの貴金属が含まれている。

米司法省の昨年11月の発表によると、連邦、州、自治体は連携して触媒コンバーターの窃盗団や販売業者、処理業者の一斉摘発に乗り出し、5州で21件の逮捕に結びつけていた。

司法省によれば、こうした貴金属の中には、重量当たりの価格が金を上回るものもあり、ここ数年で価値が上昇している。触媒コンバーターは1分足らずで盗むことができ、闇市場では1個1000ドル(約13万円)以上の値が付くこともある。

警察によると、チャタム郡では昨年、触媒コンバーター39個が盗難被害に遭っていた。

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