組織犯罪集団が脅迫の市長、軍基地内へ転居強いられる メキシコ
(CNN) 米カリフォルニア州と国境を接するメキシコ・ティフアナ市のカバジェロ市長は15日までに、組織犯罪集団からの脅迫が高まっていることを受け陸軍基地内に居住先を移すことを強いられたと認めた。
脅迫は、同市によるギャング団の取り締まりへの反発と指摘。先月17日に起きた発砲事件に触れながら、襲撃未遂に遭遇したこともあると明かした。
基地内への移動は永続的なものになるだろうとの考えも示した。
メキシコのロペスオブラドール大統領は同市長の基地内への転居の事実を確認。「市長はこれより前から身辺保護の措置を受けていた」とも述べた。
また、ティフアナ市が位置するバハカリフォルニア州の知事や上院議員も同じ犯罪集団から同様に脅されていたと指摘。「詳細は多く把握していないが、用心に越したことはない」と話した。