300万人に避難準備情報、ポポカテペトル火山の活動が活発化 メキシコ

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火山活動が活発化したメキシコ中部のポポカテペトル山/Osvaldo Cantero/AFP/Getty Images

火山活動が活発化したメキシコ中部のポポカテペトル山/Osvaldo Cantero/AFP/Getty Images

メキシコ市(CNN) メキシコ中部のポポカテペトル山で火山活動が活発化したことを受け、当局が周辺の住民数百万人に避難準備情報を出して警戒を呼びかけた。

メキシコ市では火山灰のために空の便の運航が遅れ、各地の自治体で学校の対面授業が中止になるなどの影響が出ている。

モレロス、プエブラ、メキシコの3州をまたぐポポカテペトル火山は、メキシコ市のおよそ70キロ南東に位置しており、半径約100キロ圏内に2500万人が住んでいる。

国家市民保護調整局(CNPC)は21日、警戒レベルを「黄色フェーズ3」に引き上げ、周辺の住民約300万人に避難準備を呼びかけた。

CNPCはまた、火山活動が活発化して周辺の町に火山灰が降る恐れがあるとして、屋外での活動を控えるよう住民に勧告している。

メキシコ市長も21日、「メキシコ市は降灰のリスクがある」とツイートし、警戒を緩めないよう促した。

メキシコ市のベニート・フアレス国際空港は20日、一時的に閉鎖され、22日は火山灰のため一部の便に遅れが出た。

在メキシコ米大使館や同空港によると、今後も遅れや欠航、空港の一時的な封鎖などが続く可能性がある。

プエブラ、メキシコ、トラスカラの各州では自治体が学校の対面授業を中止したり、オンライン授業に切り替えたりしている。

在メキシコ米大使館は20日、ポポカテペトル山は15日から火山活動が活発化し、何百回もの揺れや噴煙が確認されているとして警戒を呼びかけ、火山に近寄らないよう警告していた。

ポポカテペトル山は1994年の噴火以来、日常的に火山活動が続いている。

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