ハワイ島に熱帯低気圧が接近、知事が緊急事態宣言
(CNN) 発達した熱帯低気圧「カルビン」が18日、勢力を強めながら米ハワイ州ハワイ島に接近し、グリーン州知事が同島に緊急事態宣言を出した。
国立ハリケーンセンターが18日夜に発表したところによると、カルビンは風速約27メートルで、ハワイ島の中心都市ヒロの南東約280キロの海上を進んでいる。
18日の夜更けにはカルビンから発生したうねりがハワイ主要各島の東海岸に広がり、危険な高波が押し寄せる恐れがある。
国立気象局の予報では、カルビンはハワイ島の南を通過して局地的な洪水や高波、暴風をもたらした後、19日の夜にかけて勢力を弱めながら西へ進み、同州各島の南側を通り抜ける見通し。
週後半には弱い低気圧に変わるが、あと1日半は勢力を維持するとみられる。
ハワイ島の南東部を中心に100~200ミリ、所によっては250ミリの雨が降る見込み。マウイ島でも75~150ミリの雨が降ると予想される。
ハワイ島では19日、行政機関が閉鎖される。