マウイ島山火事、死者53人に 米国では過去100年で2番目
(CNN) 米ハワイ州マウイ島で発生した大規模な山火事のこれまでの死者は少なくとも53人となっており、米国において過去100年で2番目に多い惨事となっている。国防総省は10日、州兵130人超が対応にあたっていると発表した。
CNNが入手可能なデータを分析したところ、過去100年で死者数が最も多かったのは2018年11月に発生し、85人が死亡したカリフォルニア州パラダイスの山火事。今回のマウイ島の53人はこれに次いで多い。
1933年のカリフォルニア州ロサンゼルスの山火事では29人が亡くなった。
国防総省のライダー報道官によると、州兵134人が山火事対応の支援にあたっているほか、ヘリも派遣された。マウイ島で煙から逃れようと海に飛び込んだ14人を沿岸警備隊が救助したという。
また、カリフォルニア州も同州緊急サービス局の捜索・救助チームをマウイ島に派遣。都市部での捜索・救助と死者多数の事案の管理を専門とする職員も派遣されているという。