ウクライナ、米国にクラスター弾使用の報告書を提出
(CNN) ウクライナ政府は9日、米国から供与された同国製のクラスター弾の使用状況に関する報告書を米国防総省に提出したことを明らかにした。
ウクライナ政府当局者がCNNの取材に述べた。報告書には、発射したクラスター弾の数、破壊したロシア軍の標的の数などを盛り込んだとした。ただ、具体的な数字への言及は避けた。
ウクライナ側による報告書の提示は、米国が提供するに当たってまとめた合意事項の一環として要請していた。ウクライナのレズニコウ国防相は先月のCNNとの会見で、報告書は米国のオースティン国防長官に宛てる意向を示していた。
ウクライナ政府当局者は、標準型の砲弾に比べクラスター弾のより効果的な威力への期待を表明。特にロシア軍兵員や装備品の大規模な集結地点などに対して有効な武器になると説明していた。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は先月、クラスター弾はロシア軍の防御の陣形や防御対策に影響をもたらすと指摘していた。
クラスター弾は殺傷能力が強い非人道的な兵器だとの認識は国際的に広がっており、使用や生産などを禁じる「クラスター弾に関する条約」には100カ国以上が参加している。米国、ロシアやウクライナはこの条約に加わっていない。