米マウイ島山火事、ラハイナでは80%鎮火 停電続く
(CNN) 米ハワイ州マウイ島で発生した大規模な山火事について、マウイ郡は10日、同島西部の観光地ラハイナでは80%が鎮火したと明らかにした。
発表によると、ラハイナでは住人や観光客1300人超が9日、緊急避難所に宿泊。その後、大半が島外に避難するために空港に移動した。また、約1400人が空港で一夜を過ごした。
停電の情報サイト「PowerOutage.us」によると、ラハイナでは停電が続いており、マウイ島全体では1万1000人近くが停電の影響を受けている。州と郡の職員が道路の復旧に取り組んでいるが、ラハイナへのアクセスは依然として制限されている。
マウイ郡によると、ラハイナ以外の2つの大きな山火事の消火活動も進展している。同島南西部キヘイの山火事の70%が鎮火し、同島中央部の高地アップカントリーの鎮火状況は確認中だ。アップカントリーではハレアカラ山の北部斜面で州林業局の職員が消火活動を主導している。南側ではアクセスが難しい渓谷で特に火勢が強いという。